Joe Buddenの4年振りのNew Shit! Drop!!
Joe Buddenはニュージャージー州,ジャージー・シティ出身のラッパーです。
ジャージーシティを代表するトップアーティストに成長したJoe Budden。
2001年に自主制作したCDがきっかけで、DJ ClueやDJ Kay Slay、Green Lantern等のミックステープにフリースタイルが収録されるようになり、噂が噂を呼んでDef Jamとの契約を勝ち取る。
その直前にプレスした”Get Right Wit Me”が高評価を得ていたところに、Def Jamからの最初のリリース”Focus”がリリースされると、一気にブロウアップし、L.L. Cool Jをフィーチャーした同曲のRemixバージョンや”Drop Drop”がヒット。
さらには、今やNYで右に出る者のいない最高のプロデューサー、Just Blazeプロデュースによるシングルで、ヒップホップクラシック”Scenario Remix”と同じKool & the Gangの”Soul Viberation”使いの”Pump It Up”が大ヒット。続く”Fire”もJust Blazeプロデュースのアッパーチューンで、ゲストにBusta Rhymesを迎えこちらもクラブ・ラジオで大ヒット。
アルバムのセールス的には50 Centに及ばなかったものの、確実にシーンの中堅以上の評価を得た。2003年にリリースされた”Joe Budden”に続く2ndアルバムからのシングルカット”Body Hot”と”Pop Off”(Just Blazeのプロデュース)も大ヒット。”Big Beat”を使った”Wait a Minute”や現代的なアーバンブルースを感じる”Scared”等が続々と大ヒットしています。
俺の中では最も注目をして期待しているアーティストの1人ですね。
それで、いよいよ新作の期待が最大に膨れ上がった時にタイミング良くリリースされました。
4年ぶりのソロアルバムですが、客演の内容が非常に良く、
世間的にも注目されても良いのではと言ったアルバムに仕上がっていそうです。
ゲットした興奮冷めやらぬうちに聴いて行きたいと思います。
1.Our First Again (Intro)
イントロはピアノとヴォーカル、ギターにビーツ、最後に語りと本編を期待させる内容になってます。
2.Top Of The World Feat. Kirko Bangz
音色が意外にもDrakeの楽曲 彷彿とさせる曲です。冒頭はゴリゴリの楽曲でくるのかと思いきや、
スローな立ち上がりです。俺的に素晴らしいと思える楽曲ですね。
3.She Don't Put It Down Feat. Lil Wayne and Tank
やっぱりラップの切れ味が半端ないですね。鼻にかかった声も独特でへヴィーです。
Drakeが関わっている楽曲に良く携わっている、T-Minusがプロデュース。
あの独特なメロディーがループしてます。なんにせよ、Tankのフックと言うのがたまりませんよね。
4.NBA Feat. Wiz Khalifa and French Montana
こちらは、アルバムからの1stシングル、こちらはJoe Buddenにとっては意外な組み合わせかも
Wiz KhalifaとFrench Montanaが参加しています。
楽曲はお互いの個性を生かすようなコンシャスな楽曲ですね。
トラックは単調でHipHop的なトラック、ブレイクが効果的に使われているのが印象的ですね。
5.You and I Feat. Emanny
これは俺的にはかなりの名曲!!
ウワものやメロディーは非常に柔らかく、心に沁み込んでくる楽曲ですね。
Emannyがこれまた良い仕事してます。
Ne-Yoをもっと丸っこくしたような歌が癖になりますね。今後の期待の存在になりましたね。
普段HipHopを聴かない方にも聴いてほしい名曲ですね。
このような曲を聴けると思ってなかったのでメチャメチャ嬉しい誤算ですね。
6.Castles
これは、ピアノがメインの楽曲構成ですね。
ここまでのアルバムの流れも非常に良いですね。完璧に近いでしょうね。
緩やかで、柔らかい質感、どこか懐かしい景色を思い起こさせてくれるようなサウンドがきらりと光りますね。
7.All In My Head Feat. Royce Da 5'9 and Kobe
よりピアノのメロディーが生きた楽曲構成ですね。
このアルバムは、かなりこの手の曲が多いですね。
メロ好きな俺には、大歓迎なんですよね。
Usherっぽいヴォーカルのフックもメロウで最高ですね。
Royce Da 5'9の援護射撃もバッグンで良いですね。
それにしてもここまでメロディーに富んでいると、にんまりしてしまいますね。
8.Skeletons Feat. Joell Ortiz and Crooked I
今回のアルバムかなり曲と曲の繋ぎを意識してますね。
前の数曲もそうだったのですが、曲間が非常に詰まっていて違和感なく次の楽曲へ導いてくれます。もちろん17曲で結構限界まで楽曲が収録されているってこともあるかもしれませんね。
7曲目の終りから、いきなりフックで8曲目へ最高の流れですね。
こちらの楽曲もピアノのフレーズがリフレインしている楽曲。
しっとりとした楽曲がかなり続きますね。
メロディーは相変わらず非常に印象深いと言う意味でキャッチーですね。
これもまた、最高の曲ですね。
9.Ghetto Burbs Feat. Emanny
これは生演奏でのバンドなら絶対にカッコいいですね。Emannyのヴォーカルも最高にCoolですね。
楽曲を支えるバッキングギターがカッコいい!!
このアルバムの最大の盛り上がりと思わせてくれる楽曲ですね。
少しハードに攻めるJoe BuddenのRapも渋いですね。僕のお気に入りですね。
10.Last Day Feat. Juicy J and Lloyd Banks
クール系の音がサウスを想像させる楽曲ですね。
ごつごつした楽曲で特にJuicy Jの存在感をひしひしと感じる楽曲ですね。
アルバムの中でも一際身が引き締まる楽曲です。
Lloyd Banksのフローも最近では一番イカした感じで、これも凄く渋いですね。
11.Role Play (Interlude)
ここからは、後半に進んでいきます。この印象だとラストはさらにしっとりしそうですね。
12.Switch Positions Feat. Omarion
この楽曲は、ピアノのフレーズが最高!!
このイントロのピアノで一気に引き込まれました。ウワものはほぼピアノ、凄くしっとりした世界観ですね。Omarionのねっとりフックも最高。Joe Buddenの才能豊かな多彩なラップにも関心しますね。
13.Tell Him Somethin Feat.SLV
この楽曲は、約7分の大作品になっています。
曲だけ聴けば、完全R&Bアルバムですね。
素晴らしいクオリティーですね。
ねっとりとしながらもファルセットが艶やかなヴォーカルが最高の一言です。
セクシーなR&Bがお好きな大人な方にぜひ聴いてほしいですね。
最後はお決まりのごとくのギターが入ってきますので濡れ度合いはハンパなくですね。
14.Runaway
今回のアルバムの中には出てこなかったアコギが出てきます。
ストリート的な背景が思い浮かぶ楽曲ですね。。
骨太なラップが似合うトラックです。タメの効いた変則的なビーツも面白いですね。
フックもしっかりあって聴きごたえ十分です。
最後のギターソロに熱いモノを感じるのは俺だけですか?。
15.My Time
こちらもフックがあって歌モノとして楽しめる作品ですね。
裏でなってるギターの音が俺は大好きです。
タイトなビーツに乗っかるラップがカッコいいです。サウンド的にも色々な音があって豪華ですね。
16.No Love Lost (Outro)
この楽曲が最後ですね。エレキがメインの楽曲ですね。。
ずっと裏で鳴ってます。哀愁が詰まったタイトル曲で締めるのは最高ですね。
今回の新作は、かなり歌モノが占めているアルバムになってますね。
これはハード系のラップを期待してる人にとってはちょいとスカされた感が否めない感じですね。
普段からR&B、HipHopを聴く人であれば絶対に気に入ってくれるアルバムであること間違いなしですね。ごつごつした楽曲も殆どなく、
逆にHipHopをあまり聴いてない方にお勧め出来るアルバムですね
色々な感想はありますが、俺の中では間違いなしのアルバムでしたね。
今後は愛聴盤になるのも確実ですね。