2013年9月6日金曜日

2013年NFL レギュラーシーズン開幕!!

待ちに待った、2013年のNFL レギュラーシーズンが本日開幕致しました。
2014年2月2日のSuper Bowl 出場に向けての5ヶ月に及ぶシーズンが始まりました。

そして、NFL2013シーズンの幕開けとなるオープニングゲームは現地9月5日、
前年度のスーパーボウル覇者のボルティモア・レイブンズが、敵地に乗り込み
デンバー・ブロンコスと対戦する事になりました。開幕戦からAFC屈指の強豪対決となります。
両チームは、記憶に新しいところでは、昨季ディビジョナル・プレイオフで対戦していますよね。

その試合は、レイブンズが第4Q終了間際にクォーターバック(QB)ジョー・フラッコから、
ワイドレシーバー(WR)ジャコビー・ジョーンズへの70ヤードTDパスから起死回生のビックプレイから同点に追いつき、延長オーバータイムへもつれ込み。
 
勢いに乗ったレイブンズが、最後は延長の末に38対35で熱戦を制する劇的な勝利となったのも記憶に新しいと思います。そのレイブンズの対戦相手が今季、
下馬評ではAFCチャンピオンの最右翼にも挙げられている、
デンバー・ブロンコスとしては、開幕でしっかり昨季の痛恨の敗戦の雪辱を果たし、
弾みをつけたい開幕戦。

レイブンズはオフに、チームリーダーで精神的支柱だったラインバッカー(LB)レイ・ルイスが引退。
さらにセイフティ(S)エド・リード、ワイドレシーバー(WR)アンクワン・ボールディンなど複数の主力がチームを去っており、大幅な戦力ダウンと見る声は少なくない。
 
この懐疑的な声を封じる最も効果的な手段は、
開幕戦でのブロンコス撃破が最大の勝利になると思います。

レイブンズは守備陣で主力の移籍による大きなメンバー入れ替えを行って下ります。
一方のブロンコスは、パスラッシュの要である守備の大黒柱のLBボン・ミラーが薬物規定違反で開幕から6試合の出場停止に加え、パスカバーの中心であるコーナーバック(CB)チャンプ・ベイリーもケガで開幕戦の出場は当日判断と、
両チームともディフェンスに不安要素を抱えているのも現実な話です。

レイブンズのフラッコ、ブロンコスのペイトン・マニングの両QBによるパスの投げ合いからハイスコアリングゲームになる可能性は十分あると思いますね。

特にブロンコスは、デマリウス・トーマス、エリク・デッカーとロングパスを得意とする両WRに加え、
ショートパスのターゲットでは超一流のウェス・ウェルカーを獲得して、リーグ最強のWRトリオを擁している。一方のレイブンズは、ボールディンの移籍に加え、
フラッコのホットターゲットだったタイトエンド(TE)デニス・ピッタが故障で長期離脱と、
レシーバーの駒不足を指摘されている。

エースWRトレイ・スミスに続く若手の台頭が待たれるのも本年度の期待と楽しみのひとつですね。
ブロンコスに昨季まで6シーズン在籍したパスラッシャーのLBエルビス・ドゥーマービルが電撃移籍しています。ドゥーマービルは、計63.5サックと活躍しているものの、
オフにチームの契約上の不手際から退団することになり、その後、レイブンズに加入しています。

新天地での初戦がいきなりの古巣デンバー・ブロンコスの地元ということにも注目したいですね。


前置きは、この辺にして、肝心の2013年NFL レギュラーシーズンの開幕試合の様子と結果です。

現地9月5日、NFLの今季開幕試合が行われました。
デンバー・ブロンコスが本拠地で、前年度Super Bowl 王者ボルティモア・レイブンズと対戦。

クォーターバック(QB)ペイトン・マニングがNFLタイ記録の1試合7TDパス(パス462ヤード、0INT)
と驚異的な活躍を披露し、49対27と前年王者を圧倒して、開幕戦を制しました。


デンバー・ブロンコスは第1Qに先制TDを許してしまう。第2Qにはマニングがタイトエンド(TE)ジュリアス・トーマスに24ヤード、23ヤードと2本のTDパスを通すが、レイブンズに1TD、
1FGを奪われ、14対17とリードされて試合を折り返します。


しかし第3Qに入るとブロンコスが攻守で大爆発を見せつけます。
後半最初のシリーズでワイドレシーバー(WR)アンドレ・コールドウェルが28ヤードTDレシーブを挙げて逆転すると、さらに続くシリーズでパントブロックに成功。

敵陣10ヤード地点から攻撃開始の好機を得ると、ここでWRウェス・ウェルカーが
5ヤードTDレシーブ。ウェルカーは残り6分37秒にも4ヤードTDをマークし、
ブロンコスが35対17と一気に突き放していきます。

第4Qに入ってもブロンコスの勢いは衰えず。
残り4分半にはマニングから(WR)デマリアス・トーマスへの78ヤードTDパスが決まり、
昨季のディビジョナル・プレイオフで敗れた雪辱を申し分のない形で果たしました。

ブロンコスは、(WR)トーマスがレシーブ5回161ヤードで2TD、(TE)トーマスがレシーブ5回110ヤードで2TD、新加入の(WR)ウェルカーがレシーブ9回67ヤードで2TDをマークしました。


レイブンズはQBジョー・フラッコがパス362ヤード、2TDも2INT。
RBレイ・ライスはレシーブ8回35ヤードを挙げたが、
一方でラン12回36ヤード、1TDに終わっており、
レイブンズとしてはライスのランで試合をコントロールする展開に持ち込めなかったのが痛かった。

オフにメンバーを大きく変えた注目の守備陣は、マニングの空中戦を全く止めることができずじまいだったのが、レイブンズが敗戦した要因だと考えられます。


でも、まだ、開幕戦ですので、今後のボルティモア・レイブンズの立て直しに期待しましょう。
本年度のボルティモア・レイブンズは、昨年度までの守備の硬いレイブンズの姿は期待できないと思います。攻撃的な新しいレイブンズの姿が見れると思います。
開幕試合は、レイ・ルイスの引退が確実に響いた印象ですね。





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