2013年9月25日水曜日

Jack Wagner / All I Need (1984)

AORファンには隠れた名盤と名高い一枚です。
Glen BallardとClif MagnessのプロデュースによるJack Wagnerのデビューアルバム1984年の作品。

長らく廃盤で入手が難しいので高値で取引されていましたね。
やっと、Rhino傘下のFriday Musicからリ・イッシューされました。
AORファンには待ちに待ったCD化だと思いますね。

俺は、このアルバムが大切な一枚です。最初に自分のお金で購入したアルバムです。
中学二年生の時代に新聞配達のアルバイトをしていました。
当時は、当たり前の様にバイトをしていましたね。
ラジオを聴いている時にAll I Needが流れてきて、もの凄く綺麗な印象の曲と歌に驚きましたね。

DJが今週の全米No.1はJack WagnerのAll I Needですと、言っていました。
次の給料日に即、レコード店に探しに行きました。

場所は、大阪の難波に以前、あった南街劇場の地下のタワーレコードでしたね。
いまでも、ハッキリと憶えています。レコードは直ぐにありましたので、購入して自宅で直ぐに聴きましたね。それが、Jack Wagner / All I Need (1984)です。俺には名盤です。

 
 
数十年経過しているので、音楽の知識も豊富になっているので、
改めて聴き直すと色々とわかってきます。
発表された時期やプロデューサーを見ると音の方も何となく判るという感じですね。

1曲目の"Premonitionは完全にMichael Sembelloの"Maniac"に似たタイプのナンバーですね。
ダンスポップ系の少し雰囲気の異なったAORとでも言えば良いのでしょうかね。

それにしても、モロ、"Maniac"といった雰囲気ですよね。
2曲目の"What You Don't Know"はこの時代の特徴のひとつの産業ロックしたナンバーです。
MAXUSがやりそうなナンバーですね。メロディはまあまあですね。

3曲目の"Whenever Hearts Collide"はメロディアスなバラード・ナンバーです。
しっとりした感じのAORナンバーですね。ギターを効果的に効かせた、僕の大好きな曲です。

4曲目の"Fighting The Nights"はClif MagnessとGlen Ballardのペンによるナンバーで、
Planet 3にでも入っているようなロマンティック・ハードネス路線のナンバーです。
これもこの時代特有の産業ロック的なAORですね。

5曲目"All I Need"はClifとGlenさらにDavid Packの3人によるナンバーで、
これもメロディアスなバラード・ナンバーです。
このアルバムの一押しですね。"All I Need......"のサビのメロディは最高です。
Clif Magnessによるバックのギター・ソロもかなりいかしてます。
俺はこの曲を初めて聴いて直ぐにレコードを購入した想い出のナンバーですね。
シンセサイザーとギターの使い方が唸る程の上手さですね。

6曲目の"Make Me Believe It"も産業ロック風のナンバーです。
このナンバーもPlanet 3に入っていてもピッタリのナンバーです。
ポップで、でも、しっかりとロックのテイストを含んだ曲と歌詞が特徴ですね。

7曲目の"Sneak Attack"は、まあこんなもんかな?といったナンバーでしょうか
本当にポップロックですね。この時代の売れ筋の曲調と展開ですね。

8曲目の"After The Fact"は再びメロディアスなバラード・ナンバーで、かなりいかしてます。
曲の出来も良いですし、Jack Wagnerのヴォーカルも良いですね。
かなり質の高いナンバーだと思います。

9曲目の"Tell Him (That You Won't Go)"も1曲目に似たエレポップしたナンバーです。
これも流行のダンス要素を取り入れた曲と歌い回しが特徴の少し凝ったナンバーですね。

10曲目"Lady Of My Heart"はGlen Ballard、David FosterそれとJay Graydonの共作によるバラード・ナンバーです。最後を締めくくるのに相応しいナンバーですね。
美しい規律のメロで効果的に入るサックスが印象的な今聴いても最高のナンバーですね。

曲のバラツキはありますが、全体的に良い印象のアルバムですね。
AORファンも納得すると思いますし、普通のRockファンも十分に楽しめると思いますね。
どちらにしろ、俺には生涯で忘れられないレコードですね。

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