2013年7月2日火曜日

映画 カラーズ 天使の消えた街

久し振りに観たのですが、やはり、強烈な印象の映画ですね。
ギャング映画の金字塔的作品 1988年公開。
カラーズ 天使の消えた街 原題 Colors。

監督 デニス・ホッパー
脚本 マイケル・シファー
製作 ロバート・H・ソロ
音楽 ハービー・ハンコック
配給 オライオン・ピクチャーズ & ワーナー・ブラザース
製作国 アメリカ合衆国
興行収入 $46,616,067
出演者 ショーン・ペン & ロバート・デュヴァル
上映時間 127分



1987年当時、L.A.には、600の組織と7万名に及ぶストリート・ギャングが存在して下りました。
L.A.市警察とL.A.郡保安局には、それぞれギャング対策班が存在し、
市警察の対策班をCRASH、郡保安局の対策班をOSSと呼んで下りました。
両対策班には約250人の捜査官が所属していたと言われて下ります。
映画本編には本物のストリート・ギャングの数人がエキストラとして参加し、
これまた、本物のCRASH、OSSからは3名の現役捜査官がアドバイザーとして参加して下ります。

深夜、ストリート・ギャングのクリップス団のメンバーが、
抗争相手のブラッド団の少年クレイブを射殺して逃走する事件が起きる。

ダニー・マクガヴァンとボブ・ホッジスはロス市警ギャング特別班CRASHに所属する新旧コンビ。
強引に力で捜査を押してゆくマクガヴァンに、ホッジスはまず連中の心をつかむことだと諭す。

やがて、CRASHは、ロサンゼルス郡警察のギャング特別班OSSと共同で麻薬ルートを摘発してゆくうちに、かつてホッジスが、通りで麻薬を密売していたところを尋問するもののマクガヴァンの反対をよそに解放したハイ・トップという少年の名が浮かびあがる。

それを機に、マクガヴァンの検挙法に手荒さが増し、
そんな彼にホッジスは露骨に反発をあらわし恋人ルイーザも次第に彼から遠ざかってゆく。
逮捕したハイ・トップの供述により、クレイブ殺しの犯人が、クリップス団のリーダー、
ロケットであると明らかにされ、ホッジスら一同はロケットの隠れ家を急襲するが、
判断を誤った警官の1人が別人を射殺してしまう。

仲間を殺されたことにより、ロケット一味がその警官への報復のために、
武装蜂起するとの情報が署内に流れ、厳戒体制も強化された。
そんな警察の動きを察したロケットは、情報提供がホワイトフェンス団のフロッグと判断し、
ロケット一味がフロッグたちのアジトを急襲したことにより、
ホワイトフェンス団とクリップス団の全面抗争の火ぶたが切って落とされた。

武装してロケットのアジトへ向かうフロッグ一味。
その頃CRASHとOSSのメンバーも現地に急行するが、
到着の時すでに遅く、事は終わった後だった。
残されたメンバーたちを検挙してゆくマクガヴァン一行。

その瞬間、すべてに絶望したフロッグ一味の1人がホッジスに向けて銃を発する。
妻を思いながらマクガヴァンの腕の中で息絶えるホッジス。
しかし、今や彼の遺志はしっかりとマクガヴァンの心に受け継がれているのだった。

ストリート・ギャングの抗争に明け暮れるL.A.を舞台に、
警官コンビの戦いと葛藤をクールに描いたアクション・ドラマ。

主演のS・ペンが持ち込んだ企画を気に入ったD・ホッパーが、「アウト・オブ・ブルー」(80)
以来8年振りにメガホンを取り、現代都市に潜む狂気と暴力を“刑事アクション”のスタイルを借りて淀みなく活写した。ベテラン警官のデュヴァルと新米警官のペンの対比もよく出ており、
傍を固めるヒスパニック系ギャングたちの個性的な面構えも迫力。
本作品は127分のオリジナル。

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