2014年5月14日水曜日

THE LIVE BAND / A CHANCE FOR HOPE (1982)

今から、20年以上前に、僕が、CLUBでDJをしていた頃に、お気に入りで、
毎回、廻していた、お皿です。

当時から、中々、レア度が高くて、内容が最高なのにお目に掛かれない盤では有名でした。

現在も、原盤レコードは、かなりの高額で取引されているのは事実の話です。

名作と謳われながら、未だ謎に包まれた名作、名グループというのは数多く存在します。
その筆頭が、今回、紹介する、THE LIVE BANDのA CHANCE FOR HOPE TSOBです。

ブラックミュージックの好事家のバイブル的な本で有名な『U.S.ブラック・ディスク・ガイド』にも紹介され、話題になることが多いのですが、メンバー、プロデューサーがまったくの無名です。

その後の活動もまったく不明という、謎だらけのグループによる唯一の盤で、大傑作なんです。
こういった謎を探ってゆく、想像してゆくのがブラックミュージックを愛聴してる。

僕の楽しみ方のひとつであったりするのですが、このアルバムは特に、
その想いを強く感じさせてくれます。

発売レーベルはTSOB (THE SOUND OF BROOKYLN) RECORDSになります。
1982年のニューヨークといえば、PRELUDEを筆頭にN.Y.サウンドが全盛期だったと記憶しています。当然ですが、このアルバムもN.Y.サウンドに影響を受けつつ、
ヴォーカル・インストゥルメンタル・グループ的サウンドでアップ、ミディアム、
スロウまで充実した内容を聴かせてくれて下ります。

マイナーながらクオリティの高いサウンド、しっかりとした演奏力、
熱いヴォーカルを繰り広げてくれるこのようなグループが、その後のグループ、メンバーの動向が一切不明というのも不気味な話だと思いませんか?
それもブラックミュージックの奥深い世界なのでしょうね。


1. A Chance For Hope (Prelude)
2. A Chance For Hope (Vocal)
3. Oh, How I Love You
4. We Are Live
5. Strut Your Stuff
6. Living Your Life
7. Serious Situation
8. A Chance For Hope (Reprise)

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